どうも、Mゆうです。
Final Cut Pro のタイムラインって独特で、
クリップ毎が磁石のようにくっつく仕様になっている
「マグネティックタイムライン」が採用されています。
このシステムには賛否があるようで、不満としては以下のようもの。
- 「クリップを削除すると、自動で、間が詰まってしまう」
- 「クリップを削除すると、クリップにくっついてる要素
(SE、レイヤーしたクリップ)も一緒に消えてしまう」 - 「使う素材が決まってないので、とりあえず、空白を入れたい。」
わかる。
そんな方へ向けて、
マグネティックタイムラインを解除(?)しこのような不満に対する対応について紹介します。
[shift]+[Delete]
早速、結論になりますが、クリップを削除する時は
[Delete] 削除の場合
通常、クリップを削除する時は、単純に[Delete]を押すと思います。
例えば、
以下のように、素材A、素材B、素材Cがあったとします。
間の素材(B素材)を[Delete]削除すると、
素材AとCの間が自動で詰まってしまいます。
また同時に、素材Bに関連していたテロップ 、SEも削除されてしまいます。
[shift]+[Delete]削除の場合
素材A、素材Cの間が埋まることなく、替わりにギャップクリップに置き換わります。
またこの時、関連する要素(SEなど)にも影響することなく、
削除したいクリップのみが削除されます。
関連する要素は、
置き換わったギャップクリップと紐づいてタイムライン上に残ります。
これで解決ですね。
ギャップクリップ挿入
逆に、、
「空白を入れたい」ケース。
編集する際、ストーリーラインに沿って順に作成されてますか?
というか、できますか?
すでに頭の中でクリップの順番が決定しており、
順にタイムラインに並べられるのであれば問題ないのですが、
実際はそうではなく、「仮置き」や、「空白を入れたい」ということも多いと思います。
その際は、
[ジェネレーター]から[プレースホルダ]を挿入すれば、
仮置きの空白を挿入することができます。
が、、結構面倒です。
そんな時は、
のショートカットキーがおすすめです。
例えば以下のように、入れたい素材Aとの間にクリップを入れたい場合、
[option] + W で空白を作ることができます。
\Final Cut Proの基礎設定マスターしたい方/
さいごに
マグネティックタイムラインは、クリップ同士が磁石のようにくっつく仕様になってます。
この仕様は、クリップの漏れがなくなる(1コマ抜け)など良い面もあるのですが、
今回のようにその挙動に不満点もあると思います。
[shift] + [Delete]が癖づけば、マグネティックタイムラインの利点を活かしつつも、
状況に応じて使い分けれるので良いですね。
誰かの役に立てば。
では。